レザーマンのスクォートPS4のレビュー

アウトドアで破損した道具を応急修理するために針金を携行しているのですが、針金を扱うのにふさわしい道具を持っていないことに気付いたのでプライヤー付きのマルチツール、レザーマン(LEATHERMAN)スクォート(SQUIRT)PS4を購入しました。

小型の折りたたみナイフは既に持っているのでナイフ付のマルチツールである必要はなく、クニペックスの小型ペンチ単体と迷ったのですが携行性を優先してレザーマンにしました。

※スクォートPS4は廃盤になってしまったようです。代替品としては、キーチェーンツールのサイズでメインがハサミではなくプライヤーとなるとSTYLE PSでしょうか。こちらはナイフレスなので銃刀法・軽犯罪法のことは気にしなくてもよさそうです。

仕様

本体の材質はステンレススチールでハンドルはアルミニウム、プライヤー収納時の全長5.7cm、ナイフ刃渡4cm、重さ56g。

機能

・スプリングアクション・ニードルノーズプライヤー
・スプリングアクション・レギュラープライヤー
・スプリングアクション・ワイヤーカッター
・420HC直刃ナイフ
・ハサミ
・木工/金属用ヤスリ
・マイナスドライバー
・フラットプラスドライバー
・栓抜き

銃刀法・軽犯罪法

ナイフ単体はもちろん、ナイフ付きツールでも気になる法律については下記のジャパン ナイフ ギルドで解説されています。

スクォート PS4は銃刀法に抵触することはありませんが軽犯罪法には注意が必要です。

軽犯罪法第1条2号

「正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者は、拘留又は科料に処する」

休日の趣味で釣りや登山のアウトドア活動をするぶんには正当な理由にあたりますが、それ以外の普段の通勤や買い物での携帯は正当な理由とはならないと思われます。
レザーマンのサイトでスクォート PS4はKEYCHAIN TOOLのカテゴリーに入っているので文字どおりキーチェーン(キーホルダー)に付けてEDC(Everyday Carry)したくたくなりますが、ナイフが付いている以上刃長にかかわらず正当な理由のない刃物の携帯になってしまいます。

スクォート PS4のナイフレス化

職務質問に怯えず安心して毎日持ち歩きたいならナイフレス化は必須でしょう。しかし結論から言うと現行のスクォート PS4はナイフレス化できません。以前のモデルはトルクスネジ(ヘックスローブ)で組まれていたようですが現行モデルはカシメられているので分解するにはカシメを破壊するしかありません。買ったばかりで破壊するのは気が引けるのでしばらくは弄らずに正当な理由があるときだけ携帯することにします。

【追記】スクォート PS4のナイフは片刃です

大切なことを書くのを忘れていました。スクォート PS4のナイフは片刃です。片刃と両刃の違いについては下記サイト等を参照していただくとして、片刃だからといって何も悪いことはありません。

では片刃で何を騒いでいるのかというと、私は左利きなのです。
ほつれた糸をちょっと切るくらいなら問題ありませんが、試しに鉛筆を削ってみると使いづらくて仕方がありませんでした。両刃に研ぎ直さなければ使えません。

レザーマンの他のモデルのナイフはどうなのでしょうか。いずれにしても片刃のナイフを内蔵するのならright-handedなどと書いておいて欲しいところでした。とはいえ片刃と知っていたら買わなかったかというと、そんなことはありません。ナイフはいずれは研ぐものですから。スクォート PS4は気に入っているので両刃に直して今後も愛用していきます。

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